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2010年度チャレンジプラン団体の紹介〜 ワークショップの様子

2010年度実践団体の紹介 2010年度防災教育交流フォーラムの様子 2010年度 ワークショップの様子

2010年度防災教育チャレンジプラン・ワークショップ

「2010年度 ワークショップの様子」

 2011年2月26日、東京有明にある「有明の丘基幹的広域防災拠点施設」で「防災教育チャレンジプランワークショップ」が開催されました。
《参 考》有明の丘基幹的広域防災拠点施設とは…
 会場となる施設は、首都圏において、大規模かつ広域的な災害が発生した際に国・地方公共団体等の合同現地対策本部を設置される施設で、日本で初めて基幹的広域防災拠点として整備された施設です。
 当日は、2010年度に活動を行った実践団体17団体、2011年度に採択された団体17団体、一般参加者と、合計158名が参加され、とても有意義な報告会となりました。下記に、ワークショップでの様子をご報告いたします。

■開会挨拶

林春男委員長  開会では、林 春男 委員長(京都大学防災研究所 巨大災害研究センター センター長・教授)より、チャレンジプランの大きな特徴として「優れた試みを1年間一緒に活動することで、より磨きをかけると共に、団体間の交流を促進し良いアイデアやノウハウをお互いが学び、今まで以上にチャレンジを進めていただきたい。」とご説明いただき、さらに「2011年度の実践団体は過去最多の32団体の応募があったが、特別枠である『地域の特色を活かした防災力の向上』に即した団体等を厳選し、決定させていただいた。」とご挨拶をいただきました。
長谷川 彰一様  また、内閣府大臣官房審議官(防災担当)長谷川 彰一様より、「災害多発国である日本において、国民の防災力をいかに高めていくのかが課題である。防災力が高くはない人に対しても、行きわたるような防災教育に取り組んでいく。その取組の中では、皆さんのコンテンツも使っていきたいと考えているので、チャレンジプランで取組を高めていただきたい。」とご挨拶いただきました。

 

■2010年度 実践団体発表

 2010年度防災教育チャレンジプランに取り組んだ17団体が、防災教育交流フォーラムの際に実行委員会から指摘のあったアドバイス等を活動につなげ、1年間の実践活動をとりまとめた最終報告を発表していただきました。

鍵屋 一 委員(板橋区役所 区民文化部 参事)  各団体の総評は、鍵屋 一 委員(板橋区役所 区民文化部 参事)より、まずはチャレンジプランにおける各実践団体の3つのチャレンジについて、「第1のチャレンジは“応募をする”こと、第2のチャレンジは“計画を実践する際に起こる困難を乗り越える”こと、第3のチャレンジは“新たなステージに立って今後継続発展すること”」とコメントをいただき、この1年間のチャレンジポイントや今後さらに期待したいことについて、団体ごとに丁寧にご説明いただきました。

防災教育チャレンジプラン審査委員会 近藤 信司 委員長(独立行政法人国立科学博物館 館長)  当日は、審査委員会による評価、表彰も執り行われました。防災教育大賞には、「かまどベンチづくり」を通じて、地域・行政・関係団体と連携をして活動をした「滋賀県立彦根工業高等学校」さんが選ばれました。

 表彰式では、防災教育チャレンジプラン審査委員会 近藤 信司 委員長(独立行政法人国立科学博物館 館長)より、「今回の防災教育チャレンジプランへの参加を契機として、今後も継続して防災教育に取り組み、また皆様の取組を周りの方々にご紹介していただくことにより、防災教育の「輪」を拡げて、関係者のネットワークを積極的に拡げていただきたいと思います。」とご講評をいただきました。

※受賞団体一覧はこちらへ

表彰風景
表彰風景(防災教育大賞:滋賀県立彦根工業高等学校)
かまどベンチ
展示風景(かまどベンチ実物大模型)

■2011年度 実践団体発表

 2011年度の実践団体に選ばれた学校、地域組織・団体など17団体が取組プランの概要を発表しました。

※採択された17団体一覧はこちらへ
防災教育チャレンジプラン 澤野 次郎 委員  総評は、中川 和之 委員(時事通信 防災リスクマネジメントWeb 編集長)より、17団体の取組プランの概要に対するコメントやアドバイスをいただき、「私も実践者だったことがあるが、ここでは志がチャレンジになっているかどうかが問われ、大変な面もあるが、実行委員からのコメントを中間報告会に向けて参考にしていただきたい。」とコメントをいただきました。
 なお、会場の一角では、公募による防災関係企業や団体の展示や、各実践団体が行っていているプランに関する展示物が公開されました。防災マップやパンフレット、活動風景の写真など、2010年度実践団体が1年間取り組んだ数多くの活動概要や、防災教育大賞を受賞された彦根工業高校さん(滋賀県)の「かまどベンチ」の模型、日進高等学校さん(愛知県)のゆるキャラなどで展示コーナーは華やかになり、ワークショップの来場者やそなエリアの見学者など多くの方が大変興味深く鑑賞されていました。

 最後に、林 春男 委員長より「どれも大変すばらしい試みであった。2011年度の17団体も負けずにすばらしい試みを開発していただきたい。チャレンジプランの一番の中心は皆さんの活動である。」とコメントを述べていただきました。

 2010年度の実践団体の皆さま、本年度の活動にご協力をいただきまして、本当にありがとうございました!サポーターとして今後も防災教育チャレンジプランにご協力をお願い申し上げます。また、2011年度の実践団体の皆さま、これから1年間どうぞ宜しくお願いいたします。


【防災教育チャレンジプラン事務局:鈴木 里絵】
 
下記にて、発表当日の模様を映像をご覧いただけます。
(※データ容量が大きいため、表示に時間がかかる場合があります。