■地域で防災教育に取り組む団体の事例紹介と意見交換
午後は、地域で防災教育に取り組む団体より事例紹介として、これまでの取組について発表をいただき、発表後は各事例紹介団体と参加者を交えて意見交換を行いました。
○南三陸町立歌津中学校<宮城県南三陸町>
【
2011年度防災教育チャレンジプラン実践団体】
はじめに津波が押し寄せてきた瞬間の動画が流れました。その後、復興を目指すこの地域における課題や地域との連携、生徒の心のケア、今年度の防災訓練内容などの説明があり、「自ら果たすべき役割があるので、大切な人々の為に生き延びなければいけない。そのような事を普段から考えさせるような防災教育を行っていく。」とお話をいただきました。
○YY防災ネット<宮城県仙台市>
「5年前から地域と学校の連携を強化した防災教育に取り組んでいる。結果として、3.11東日本大震災では指定避難所になっていた学校において生徒の自主的な避難所運営を行うことができた。この事例を世の中に伝えて、今後起こりえる災害に備えていきたい。」とお話をいただきました。
○栃木県立学悠館高等学校JRC(青少年赤十字)部<栃木県栃木市>
「私たちの先輩が立ち上げ5年前から地域と連携しながら防災の活動を続けています。毎年防災講座を開催し、たくさんの地域の人が参加しています。自分の身を守るだけでなく助けられる存在になりたい。」とお話をいただきました。
○ガールスカウト千葉県第3団<千葉県船橋市>
「平成19年から活動を開始して、防災マップコンクールに出会った。平成21、22年は佳作でした。平成23年は『まちのぼうさいキッズ賞』を受賞することができ、大きな自信となった。1枚のマップを通して地域の防災意識を高めることができた。今後も引き続き活動をしていきたい。」とお話をいただきました。