【2008年度防災教育チャレンジプラン受賞団体発表】
2009年2月14日(土)に、東京・有明の「有明の丘基幹的広域防災拠点施設」で、防災教育チャレンジプランの最終報告会(ワークショップ)が開催されました。
2008年度防災教育チャレンジプランに取り組んだ14団体が、この1年間の実践活動の最終報告を、熱のこもった発表で行った結果、大賞には、当日会場に《楽習迷路》を持参された「特定非営利活動法人ひまわりの夢企画」さんが選ばれました。
受賞団体は次の通りです。
○防災教育大賞
【特定非営利活動法人ひまわりの夢企画】
震災で家屋が倒壊した場合などを想定した、難易度が調整できる楽習(がくしゅう)迷路という教材を作成し、迷路内に配置した、災害時に必要な物資が記載されたカードの収集などから、被災時に必要な物や防災活動などを学べる点が評価されました。
○防災教育優秀賞
【名古屋大学災害対策室歴史災害教訓伝達プロジェクト】
「1クラス・1年間」「多人数・2時間」という2つのプログラムを実践し、その中で、土地の歴史災害である三河地震の体験を元にした再現絵など地域に密着した教材の作成、演劇による地域へ還元などが評価されました。
【社会福祉法人岐阜アソシア 視覚障害者生活情報センターぎふ】
「障害者は全て要援護者か」という疑問から出発し、触(しょく)地図(ちず)の作成や普通救命講習1の習得などを通して、障害があっても当事者としてできることがあることを発見し、実践した点が評価されました。
【高知県立高知東高等学校】
全生徒と全教職員が一体となって防災教育プログラムを展開し、校内に「地震防災プロジェクト委員会」を設置し、他校生徒や地域とのワークショップなどにより、防災教育の取り組みを地域に拡げた点が評価されました。
○防災教育特別賞
【なでしこ防災ネット】
女性視点での防災対策に着目し、サバイバルDayキャンプなどで発見した課題やその解決策などを時系列に取りまとめたリーフレットや、視覚障害者向けの点訳リーフレットを作成したりするなど、多くの教材を作成し、活動の輪を拡げた点が評価されました。
【東北福祉大学ピンチヒッター】
災害時に配布される非常食に一般的な食材を加えるなどアレンジし、乳幼児や高齢者のレシピを作成したことや、アレルギーをお持ちの方のためにレシピを工夫するなど、災害時における食の問題に取り組んだ点が評価されました。
【和歌山県立有田中央高等学校】
防災マインドマップという新しい教材に取り組んだこと、高校生の総合学習として9教科に防災を組み込み、防災教育・実習・訓練から災害時の身の守り方などを学ぶだけではなく、その知識を出前授業で活用した点が評価されました。
※「近日中に結果速報、発表ビデオ映像を掲載します。」
【2009年度防災教育チャレンジプラン実践団体発表!】
ワークショップ第2部(2月14日開催)では、2009年度の実践団体に選ばれた2つの中学校や2つの高校、ボランティア団体や保健福祉事務所など10団体が取組プランの概要を発表しました。
採択された10団体は、次のとおりです。取り組みについては、次年度以降のメルマガでご紹介していきますのでご期待下さい。
・滋賀県立彦根工業高等学校都市工学科
・特定非営利活動法人 日本沼津災害救援ボランティアの会(略称:NVN)
・銚子「稲むらの火」防災教育プロジェクト
・宮城県丸森町立丸森東中学校
・あそびma・senka
・早稲田レスキュー
・神奈川県平塚保健福祉事務所
・Safety Leader Students’Network(略称:SLS)
・和歌山県立新翔高等学校防災デザイン選択生
・紀の川市立荒川中学校