本校での従来の防災教育の内容をさらにパワーアップさせる。子どもたちが自分自身で考え行動できるようにするために、「防災・減災」に関する「学び」「体験」をもとに「地域に広げる」「思いを届ける」取組にする。その際、児童生徒・教職員・地域・保護者･公的機関等、それぞれの立場（５レンジャー）で考え合いながら防災･減災を展開する。

内容として

① 地域の災害の特性(火山・地震等)についての学び・防災訓練の実施

② 自立自衛的な避難所体験（運営を通して共助を学ぶ）

③ 地域への啓発活動の実施

高森東学園義務教育学校は、児童生徒３９名の小規模の学校です。阿蘇カルデラの東側に位置し、宮崎と大分の県境の緑豊かな地にあるへき地3級の学校です。子どもたちは、純真で明るく地域や学校を愛しています。

本校は、学校情報化の先進校であり、ICTを活用して他校と遠隔合同授業を行っています。理科の授業では、阿蘇火山博物館や御船町恐竜博物館等の専門家とつないだ遠隔授業も行っています。昨年度発生した熊本地震や阿蘇火山噴火などの自然災害の経験は子どもたちの心に鮮明に残っており、避難訓練等も一生懸命取り組んでいます。日々地域の方々から見守られているなかで、子どもたち自身が防災・減災に「自ら考え動く」ことができる力を育む取組を展開していきたいと思います。