これまで継続して行ってきた津波避難訓練に加え、被災後の生活まで意識し、「生徒が主体的に考える防災教育」を目指した。2015年から町内61の地区において地区防災計画の策定を推進している高知県黒潮町において、生徒在校時の大方高校周辺地域を一つの「地区」と見立て、防災計画を充実させていくことを目的とした。
また、この活動を通して周辺機関や地域住民とのつながりを強化し、地域の防災力向上に貢献すること、学校外の方々との関わりを生徒の成長につなげることもこのプランの目的である。
・周辺の小中学校との防災交流の推進。
・「オリジナルHUG」を活用した、防災活動の他機関への水平展開。
・「逃げトレ」アプリを用いた地域住民の避難路検証。
・「防災カルタ」作成と小学校への出前授業の実施。
・避難所運営マニュアル改善案の作成。
・ 高校生がオリジナルHUGを自分たちの手で作ることで、地域を知り、地域への愛着を深めることができた。
・ 町役場との協力体制が強化され、地域での防災活動がしやすい環境となった。
・ 地域住民の思いや不安などを直接聞くことにより、高校生の防災意識が向上し、地域防災への責任感などが強まった。
・ 地域の防災について考え、地域に貢献することにより、生徒の自信につなげることができた。
・ 黒潮町の課題でもある要配慮者への支援に関わることができた。