「災害はいつ起こるか分からないので、目の前にいる生徒の防災意識を短期間で変えたい」という願いから本校の防災教育はスタートした。本校の防災教育の方針であり、本プランの合言葉が「わくわく防災減災」である。生徒も教員も前向きな気持ちで防災に取り組むことで、災害と向き合い、想像力を広げ、持続性ある防災意識が身に付く。防災を「教えられる側」になりがちな生徒が、「教える側」に立ったとき、生き生き防災について考え始める。以上が、本プランの目的であり、ポイントである。
1.「学びの『社会還元』」(※)で、「生徒」の防災意識を変える。
※授業等での学びを活かして、生徒たちが女子中高生ならではのアイディアを出し合い、
それが実際の社会の中で役立つ経験をする。・・・というチャンスが防災にはたくさん!
例)災害時のトイレ問題の啓発、母子避難所の提案、女子中高生も取り組みたくなる防災の提案
2.私立学校が、防災を軸に、「地域」との連携を広げる・深める活動を校内外で展開する。
3.「先生」をターゲットにした防災研修(=防災に取り組む意識を心から高める)の企画を行う。
・生徒たちが学びを活かして話し合った行政や専門家の前で、防災のアイディアを発表することで、自助意識が育つと共に、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を伸ばした。発表するという目標の下、どの生徒も生き生きと活動に取り組んだ。
・イベントを通じての交流や地域防災上の協議を通じて、特に地域行政・地域住民と大いに話し合ったり、協力し合ったりすることで、連携を深めることができた。
・生徒対象の授業に加え、生徒以外を対象とした防災に関する研修会や講演会に関わる際、相手(受ける側)のニーズに合わせた企画が実施できた。