平成28年4月に起こった熊本地震では、今までに経験したことのない地震を二度も経験した。多くの生徒が被災し、避難所生活を余儀なくされた中でも自分たち中学生ができることはないかと積極的にボランティア活動に出向いた。そういった経験をする中で、避難所運営や地震直後の対応で自分たちにもっとできることがあったのではないかと考えた。そこで積極的に共助に参加するための知識や技能を身につけるために、避難所運営訓練を中心とした防災教育に取り組んだ。避難所生活や車中泊を体験した生徒たちだからこそ、どのようにすればよりよく避難所を運営することができるか実体験をもとに活動を工夫した。
・様々な想定をした自衛防災訓練
・全校縦割り班で実施した防災学習
・全教科で実施した防災教育基礎講座
・中学生による避難所運営訓練(リアルHUG)
・地域住民や専門家と共に被災場所のフィールドワークの実施
・実体験をもとに行う避難所運営訓練では中学生ならではの様々なアイデアの発見があった。
・防災教育基礎講座を実施することで、担当者の負担軽減、職員の防災に対する意識向上、生徒が楽しく学習することができた。
・生徒が避難所を運営することによって、状況を判断し、主体的に行動する生徒が育成できた。
・くまモン体操を踊ることで血行が良くなりエコノミークラス症候群の予防になる。また、楽しく踊ることで避難所が笑顔で溢れた。