被災地訪問の報告を兼ねて、道徳の時間に「命の大切さ」についての授業を行った。改めて、震災の恐ろしさや、生きている意味、防災訓練の意義について考える機会となった。また、現地の人達の「東日本大震災のことを忘れないでほしい」という願いにもつながった。
この授業を発展させ、本校の学芸発表会においては、東日本大震災をテーマにした劇を演じた。この劇では、今後、自分たちがどのような姿勢で防災訓練に参加すべきか、地域の一員として何ができるのかを提言する場面があり、この被災地訪問で得たものを広める機会となった。児童、生徒からは「忘れかけていたものを思い出すことができた」保護者からは「とても感動的で大人も考えさせられる内容であった」などの感想をいただいた。
その後、行われた区の防災訓練に対する生徒の姿勢も変化した。特に、地震や火災における総合訓練では、参加している児童、生徒も真剣な態度で臨んでいた。また、地域の備蓄倉庫などを確認する活動にも積極的に参加する生徒が増えてきた。 |