避難訓練後に頭を守ることの実態調査を行い、実践を振り返る中で、防災頭巾ではなくヘルメットの方が有効であることが指摘され、車椅子にはヘルメットが備え付けられるようになった。実践の反省から職員の主体的な取り組みとしてヘルメットを備えることになったことは、防災教育の大きな成果である。児童生徒会が主催となって行っている全校集会に長寿会を招いて、防災をテーマとした地域との交流を行った。小学部と高等部が手をつなぎ、長寿会の方と本校の児童生徒が手をつなぐ。緊急地震速報が流れると、廊下や階段にいたグループは、その場にしゃがんで頭を守る。高等部の生徒が小学部の生徒の頭を押さえながら自分の頭も守ろうとする姿があった。防災をテーマとした地域との交流から、共助の姿を見ることができた。 |